管理人の前職はメンタルヘルスコンサルタントでした。当時、クライアント企業の社員に対する産業カウンセリングを行っていたときお会いしたAさんは、うつ病のために転職を繰り返している人でした。
しかし転職エージェントの支援を得て無事4社目の転職に成功し、現在勤続2年、もうすぐ3年目になろうとしています。
Aさんは、今の会社に定着するまで3社、うつ病のために離職しています。その経験と、うつ病や適応障害を持つ人が、どのように適職を探していくべきかをインタビューしました。
管理人)Aさんお久しぶりです。あの頃(管理人がカウンセリングをしていた頃)よりも少しだけ肉付きが良くなりましたね。
Aさん)おかげ様で。今でもBMIは18.5なんで、痩せすぎなんですけどね……。
管理人)いや、あの頃は本当に、骨と皮の状態だったから。顔色も真っ青だったし、立っていられるのが不思議なくらいですごく心配していたんですよ。でも、今の会社では調子よく勤続できてるって聞いて、安心しています。
Aさん)今の会社は、本当に自分に合っています。私の体質や性格、心の病気そのほか色々を理解してくれるし、仕事内容や人間関係が、純粋に「合っている」という感じなんです。
管理人)何よりです。今、うつ病に罹る若い人って多くて、そういう人の中には、「自分はどこでもやっていけない、社会不適応者だ」と、思い詰めている人もいます。
Aさん)わかります。まさに自分がそうでしたから。
管理人)そこで、今回Aさんのうつ病離職の経験と、その後きちんと転職できた経験、そしてその経験から、同じような状況で苦しんでいる人に、メッセージを頂きたいです。
「闇」にいる時は無理な活動はしないで
Aさん)最初に伝えたいのは、「闇」のピークのときは、決して無理な活動をしないことです。自分も経験しているけど、消えることばかり考える時期ってありますよね?
そういう状態のときは、活動をひかえて欲しいです。
「闇」のときって、「もうこのままこの闇から出られない」って思うものですけど、必ず、必ずトンネルから出られるから、それまでは焦らないでください。私は焦って活動して、結局無茶をしてまたうつが再発した経験がありますから、そこだけは注意してください。
管理人)そうですね。わかりました。
新卒入社した会社は、適応障害ですぐに退職
Aさん)1社目は新卒で、地元では有名な企業に入社しました。
就活してるときは、とにかく名前が知られていて、大手で、そして何より、恥ずかしいことですが、父親が「そこなら良い」と認めてくれる会社でなければならないという条件に縛られていました。
管理人)お父さんの、ですか。
Aさん)はい。私の父親は地方公務員の自称「上級職員」でして、とてもプライドが高いです。私は父に認められるために、学生時代はかなり頑張ってきました。
就活も受験と同じように考えていて、とにかく「偏差値的に高い」会社を狙いましたよ。そして2社から内定をもらって、父に聞いたんです。「どっちの会社がいいと思う?」って。
管理人)そうですか。そしてお父さんと一緒に入社する会社を決めたんですね。
Aさん)ほぼ父が決めました(笑)ここにしろ、って。私はその当時、それですごく安心したし、ほっとしたのを覚えてます。
「やっと終わった。やっと、父が期待する道を歩み終わった。ゴールにたどり着いたって」
ホント、笑えますよね。
管理人)そうだったんですね。
Aさん)そんな意識でしたから、ご想像どおり入社してすぐダメになりましたよ。何とか集合研修はクリアしたんですが、最初の配属が本社からも実家からも遠い営業支店。しかも、店舗の駐車場誘導係りでした。
管理人)大手でも新人は最初、そんなもんですよね。
Aさん)はい。わかってはいたのですが、非常に辛かったです。
ある日、私が駐車場へ誘導をしていたお客さんの車が、他の車にぶつけたんです。
その運転手(お客)は、「お前の誘導のせいでぶつけたんだ!補償は全部お前か会社がするべきだ」と、怒鳴ってきて。大問題になってしまいました。私は誘導していたといっても、運転していたのは客でしたし、理不尽ないいかがりです。
会社は、さすがに大手だからか対応は丁寧で、何とかトラブル収拾できたんです。私に対しても、当時の上司は「気にするな」と言ってくれました。
でも、その日から私はもう、客が怖くて怖くて。
管理人)トラウマになりますよね。
Aさん)はい。その日を機に、駐車場に立てなくなりました。
あの時の客に似た人を見ると、パニックになるときもあったんです。それから不眠がひどくなり……。
2週間後には会社に行けなくなりました。
家でも父に「情けない」と怒鳴られ続けて、どこにも居場所はありませんでした。
その時の上司からの勧めで心療内科を受診したら、「適応障害」と診断されました。
会社には休職制度があって休ませてもらえたんですが、勤続1年未満の社員は、休職できる期間も限られています。結局休職期間が過ぎても出社できず、自然退職ということになりました。
9月頃でしたから入社半年で離職ということです。
管理人)そうですか……。
Aさん)その後、会社を辞めたらなぜか症状は良くなりました。父と離れて、(父母は離婚している)母の実家へ移ったのが良かったのかもしれません。
とにかく調子良くなったときに「ああ、自分はあんなにいい会社を、あんな些細なことをきっかけに辞めてしまった」と自己嫌悪に陥りました。
そして、もう自分はオワッタんだ、と。気がつくと頭のなかで「オワタ、オワタ」とつぶやいていた記憶があります。
適性を把握しないまま入社した2社目、うつ病で3か月しか続かず
管理人)次の転職活動はいつ頃から始めたんですか?
Aさん)辞めてから、2ヵ月くらい経ってからです。駅に置いてあるフリーペーパーに載ってる求人ってありますよね?あれに出ていた、大きめの家電量販店の販売員に応募しました。
管理人)接客業を選んだんですか?
Aさん)そうです(笑)何も考えずに応募しました。
正直、もうどうでも良かったんです。もう自分の人生はオワッテましたから。有名大学を出て大手企業に入社したのに、辞めたんですから、もう自分には未来などないし。
それに家電量販店ってなじみがあるし、販売員さんってみんな明るくて楽しそうに見えていて。自分でもできるかも、みたいな本当に甘い考えでした。今思うと恥ずかしいです。
管理人)販売員としてどうでしたか?
Aさん)厳しかったです。いえ、別にブラックな会社でもありませんでしたし、販売員として当然の販売ノルマしかありませんでしたから、やれる人はやれてました。
ですが、私は、若干自閉的傾向があるし、社交性がすごく乏しいんです。
相手と会話が続かないし、相手が何を望んでいるのかを察知してうまく商品を勧めるなんて、到底できない芸当に思えました。
結局、接客業は自分には全く向かないということに気づいた頃には、適応障害(抑うつ症状)がぶりかえしていました。
管理人)それで退職になった、ということですか。
Aさん)そうです。この会社では3か月しか勤続していなかったし、休職制度も整っていなかったので、自己都合退職させてもらいました。その後、半年間、どっぷりうつ病との闘いでした。
半年くらいたつと、治療の効果も出てきました。それで、リワーク施設みたいなところを病院から紹介されて行っていました。
そこで仲間もできたし、仲間たちが次々に復職していくのを見ていると、自分もやっぱり働かなきゃ、と思うようになりました。
就職先がなく父のコネで入社、重度のうつ病になる
管理人)3社目はどう見つけたんですか?
Aさん)今回は、最後の転職だと思っていたので、しっかり活動したつもりでした。
ハローワークにも通ったし、リワーク施設のスタッフさんとも話し合って、私に適した仕事を探しました。
かなり頑張っていくつかの会社に応募したんです。
でも、短期離職を2回もしているので、面接ではかなり厳しい目で見られてしまいました。
実際、10社に書類を送っても、面接までたどり着くのが2社あればいいかな?くらい。それで面接でも1次で落とされてしまいます。
管理人)若くても、短期離職が多いと不利なんですね、やっぱり。
Aさん)そうです。それで、あまりにも連続落ちしてしまうし、もう自分には自力就職は無理だと思って、また恥ずかしいことですが、父親に頼りました。
父は地方公務員で、地元の企業とのつながりがあるんです。
本当はいけないのですが、その一つにコネ入社の斡旋をしてくれました。本当はコネ入社はお互いに良くないってことはわかっていました。
でも、何社受けても落ちてしまうと、さすがに「もうどこにも働く場所なんてない」って追い詰められてしまっていて……。
今思うと、そのときはまだうつ病が完治していなかったんです。それなのに、焦って何とかしなきゃ、何とかしなきゃって。
管理人)そうだったのですね。
Aさん)3社目のその会社に入社してからは、私なりに真剣に頑張りました。
朝できるだけ早く出社して、できるだけ遅くまで、しかも完璧に仕事をこなそうとしていました。
今までの職歴が適当であった分、取り戻すつもりでしたし、父のコネですから絶対に活躍するんだって、ムキになっていたのかもしれません。
管理人)お父さんのコネだと、余計そうなりますよね。
Aさん)はい。父の顔をつぶすわけにはいかなかったです。
ただ、会社の人たち、特に上司は私が「役人の息子」って知ってるわけですから、すごく気を遣うわけです。でも、陰では悪口をいわれていたのには気付いてました。
「仕事できないくせに、コネ入社野郎」「やる気ない、弱い奴」「ビョーキ、アスペ」etc……。
仕事そのものは簡単でしたし辛くありませんでしたが、この閉塞した人間関係にやられてしまって。
2ヵ月で8キロ体重が落ち、重度の不眠になりました。
この頃ですよね?会社が〇〇さん(管理人)にカウンセリングを依頼したのって。
管理人)そうでした。会社から「当社の社員に明らかにヤバい精神状態の人がいるから様子を見てくれ」と、依頼があって、そのときにお会いしましたね。
もう、完全にやつれてしまってフラフラでしたよね。だから、すぐにでも療養させるべきだと会社側に連絡したはずです。
Aさん)あのときは、消えることだけ考えてました。とにかく、逃げたい。会社から、そして父から、そしてこの世から逃げてしまいたいって。消えることができたら会社に行かなくて済むし、父に会わなくて済むって。
そんなある日、通勤途中の電車の中で倒れて、救急車で運ばれました。
そのときの診断は、神経性無食欲症?だったかな。それと、うつ状態。自殺の可能性があるからって、結局数日間入院することになりました。
父親から入院中に「会社には、辞めるってことにしといたから」と連絡が入りました。正直、ほっとしました。
ほっとしながらも、もう自分は社会不適応者として人生を歩むしかないんだ。それが嫌なら、消えるしかない。だったら、いつ消えようか?という計算ばかりするようになりました。
管理人)辛かったですね。
Aさん)本当に。この後も1年くらいはそんな状態が続きました。
管理人)再就職を考えたのはその後ですか?
Aさん)はい。うつの症状はほぼなくなっていたんですが、実際はもう、働くことは諦めていました。精神障害者の申請をしようかなとか、母のもとで無職のまま人生を送ろうかな、と考えていました。
26歳だというのに、すでに3社も早期離職しているんですから、もう働くのは無理だろうと。
転職サイトに何気なく登録後、希望が持てるように
でも、あるとき、きっかけは覚えてないんですが、転職サイト(エージェント)の広告を見たんです。
そこに登録すれば、仕事を紹介してくれるとか、相手と交渉してくれるといった「ウマいこと」が書かれていました。
そのときはそれほど積極的に活動するつもりはありませんでしたが、無料だし、ためしに登録しようと思って登録しました。
そうしたら、転職サイト(エージェント)の担当の人から連絡があって、私にもまだ働く場所が残っているという希望を持たせてくれたんです。
管理人)具体的にどういう流れでしたか?
Aさん)最初は、完全に受け身な感じでした。
相手から連絡があるし、相手から私のことを聞いてくれるし、「それなら、こんな仕事どうですか?」みたいな感じで提案してくれたりして、正直今までハロワとか求人誌を見て自力で活動してきたのがバカみたいに感じました。
管理人)確かに。早く頼んでおけばよかった、って後悔しますよね。
Aさん)そうなんです。そして、実は最初はそれほど乗り気じゃなかったんですが、いろんな求人を紹介されて見ているうちに、自分が本当にやりたかったことがわかるようになってきました。
管理人)具体的には?
Aさん)私は昔から車とか電車が大好きで。
乗る方じゃなくて、部品や内蔵パーツに興味があるタイプのオタクですね。本当は工業高校に行って、整備士とかになる道に憧れてたことがありましたけど、当然父に反対されるに決まってますからあきらめていましたが。
それに、私は、もくもくと、細かい作業を正確にやるのは得意なんですよ。
そんなことを思い出しました。
管理人)転職サイト(エージェント)の担当者には、そのあたりも詳しく話しましたか?
Aさん)受け身でしたので(笑)、相手の方から聞き出されたというの方が正しいです。
私が何度も転職を繰り返していることを話したら、「それは適性が間違っている会社に無理して適応しようとするからだ」と言われました。
まさにそうだと思います。それで、私の適性を調べるために、担当者がこれでもかというほどくわしく私のことを聞いてくれました。
それで、私に合うのではないか?と大手自動車メーカーの下請け企業で、接合部品(ネジなど)の商社を紹介してくれました。
具体的には、仕入れ業務、在庫管理、ピッキング、梱包、商品配送業務です。商品知識がたまってきて、慣れてきたら営業活動もできる、という仕事です。
管理人)そこに応募することに?
Aさん)はい。転職サイトの担当者さんが、私の適性にぴったりじゃないか?って後押ししてくれたので、妙に自信を持って面接に臨めました。
管理人)相手企業から、今までの短期離職を繰り返したことは突っ込まれませんでしたか?
Aさん)事前に転職サイト(エージェント)から短期離職経験が多いことは伝えてもらっていました。そのためか、嫌な態度ではありませんでした。
ただ、やはり面接官から「何か事情があったんですか?」とは聞かれましたので、「体調不良でしたし、心も少し弱っていました」と伝えました。
管理人)ドキドキの瞬間ですね?うつ病であったことは話しましたか?
Aさん)ズバリ病名まで聞かれたら、嘘はつけませんけれど、ここでは深く聞かれませんでしたので、「体調不良になったから」とだけ伝えました。
この会社は、というか、今私が働いている会社ですけど、あまり「うつ病」とかそういう心の病を持つ人へ偏見ってないんです。
「前、心の病気してたんだ、ふうん。でも、もう治っていて仕事に支障がないなら、別にいいんじゃない?」みたいな感じです。
こればかりは、その会社の風土や考え方によるから、なんとも言えませんけど、私の会社はそんな感じです。
管理人)よかったですね。うつ病の履歴は、今の会社の人にはまだ内緒にしてますか?
Aさん)いいえ、今は、過去にうつ病だったことを、会社の人には伝えました。
たまに薬だけもらいに病院に行く必要があるんで、嘘をつきたくなかったからです。そうしたら、本当に「ふうん、そうか。大事にしろよ」みたいな軽い感じで受け入れてくれました。
管理人)そうですか。それに、お父さんの希望じゃなくて、あなた自身の適性に合った会社が見つかってよかったですね。
Aさん)はい。もうすぐ入社して3年を迎えますが、仕事は順調です。
社内に怖い上司もいるし、お局のおばちゃん社員には、たまにいじめられます。でも、だんだん仕事ができるようになるにつれて、そういうのは気にならなくなりました。
うつ病履歴がある人の転職サイトとの付き合い方
管理人)今回は転職サイト(エージェント)の活用でうまくいったわけですけど、Aさんの経験から、転職サイトの活用のコツを教えてください。
Aさん)うつ病になりやすい人って、人の意見を聞きすぎたり遠慮しすぎたりしますよね。
なので、転職サイトの担当者の意見を鵜呑みにして言いなりになってしまわないように注意して欲しいです。
あと、転職サイトによっては扱っている求人案件のジャンルや対象としているターゲットが違っているので、複数登録したほうが、適性に合う会社が見つかりやすいです。
そもそも、自分と会社との相性が完全に悪いから、うつになってしまうわけですよね。でも、相性の合う会社って、そう簡単に見つかりません。
その分、複数の転職サイトを使っていた方が、紹介案件の絶対数が増えるから、相性の合う会社探しも楽だと思います。
私の場合も、今の会社を紹介してくれた会社は、3社目に登録した転職サイトでした。
それまでは色々紹介してはくれるんですが、あまりピンとくるものがありませんでしたから。
それに、担当者も色々ですからね。すごい強引な人とか、こちらの事情を聞いてくれない人もいました。
また、自分の転職に対するこだわり条件をしっかり持っておいて、妥協しないことです。
うつ病を経験していると、ただでさえストレス耐性は乏しくなっているから、このくらい耐えられるかな?という仕事でも、「やっぱりダメだ」となりやすいです。
だから、ワガママかな?と思うくらいに自分のこだわりを話して、それに合った求人を紹介してもらうようにした方がいいです。
実際私は、受け身でありながらも、これだけはイヤだっていう条件ははっきり伝えました。
そのほうが、相手の担当者も「それならば」と、紹介案件を絞りやすいようで、お互いにスムーズであったと思います。
管理人)転職サイト(エージェント)の担当者に、うつ病の履歴があったことは話しましたか?
Aさん)1社目に登録した転職エージェントには、正直に、詳しく話しました(笑)。
そうしたら、若干紹介される企業が減った気がします。やはり、うつ病の経歴がある人を紹介できないっていう事情があるんだと感じました。
考えてみたら当然ですよね?転職エージェントさんは、色んな意味で良い人材を紹介することで相手企業から紹介料をもらっているんですから。
それで、少し反省して、2社目と3社目に登録したところには、特に何も伝えなかったです。もう症状はほとんどありませんでしたから。過去のことを全部言う必要はないと思います。
それに、転職エージェントの担当者さんも、「出てくるとヤバいな」っていう履歴は、あえて聞いてこないですよ。
根掘り葉掘り聞かれたら言う必要あるかもしれないけど、黙っていても犯罪にはなりませんし、不利になるような履歴はお互いのために黙っておいたらいいと思います。
管理人)わかりました。Aさん本日はありがとうございました。正直、一時はどうなるかと思ってたけど、安心しました。
Aさん)こちらこそ。もし今、うつ病とかパワハラとか、いじめとかで苦しんでいる人には、私みたいな状態からでも復活できるんだ、ということを知ってもらえたら幸いです。
管理人後記
Aさんは、正直なところ、まだ精神的に幼い様子を残す人です。
今の職場が運よく見つかったために適応できているものの、そうでなく自力で転職先を見つけようとしても難しかったのではないかと感じます。
何のきっかけかわかりませんが、転職エージェントに依頼することを思いついたことが、彼の運命を良い方向へ変えたと思います。
もしそれがなければ、今でもAさんはお母さんの扶養のもと、ひきこもっていたかもしれません。
うつ病の履歴を持つ人にはAさんとおなじように、短期離職を繰り返していたり、療養の空白期間が空いていたりして、転職には不利な状態にいる人が多いと思います。
さらに、自分で転職先を見つけるためのパワーやストレス耐性が乏しいことも考えられます。
Aさんの助言の通り
- 転職エージェントには複数登録し、相性の合う担当者を見つける
- 担当者の言いなりにならないという自覚を持つ
- 「これだけはイヤだ」という条件ははっきり伝える
ということに注意し、プロの支援を得ながら、決してあきらめずに活動すれば、新たな職場であなたらしく、無理せず働くことができるようになるのではないでしょうか。