真面目で優しい人に向いている仕事は何かと想像すると、介護や看護職、総務事務職や行政職員などが思いつきます。
ただ、真面目で優しい人にとって、こういう組織的な仕事は、実はあまり向いていないのでは?と思われる人もいます。。。
真面目で優しい人は搾取され社畜化しやすい
真面目で優しい特性は、逆に言うと、人(組織)にいいように扱われてしまう特性です。
- 真面目だから、残業してでも与えられた仕事をやり終える
- 真面目だから、上司の(無理な)要求に逆らわずに、言われたとおりに頑張る
- 真面目だから、手抜きができず私生活を犠牲にしても仕事をしがち
- 優しいから、人の仕事まで引き受けてしまう
- 優しいから、上司に迷惑をかけないようにと気を遣いすぎる
- 優しいから、部下の気持ちがわかってしまい、フォローばかりしてしまう
- 優しいから、取引先(顧客)からの無理な要求を引き受けてしまう
- 優しいから、下請け会社に強い要求ができない
真面目で、かつ、優しい人が、組織の中で働いていると、上記のように追い詰められてしまうことがあると思います。
そんな人はどこかで無理が出てしまい、何かのきっかけでうつ病になったり、いきなり退職して無職になってしまったりしますが…
あなたにもそうなってしまった人が思いあたるのではありませんか。
あるいは、ご自身が、その状態になってしまう危険を感じているかもしれませんね。
真面目で優しい人というのは、日本国内の、ほとんどどの会社のどの職種にも適性があります。
日本の企業にとって「真面目である」というのは絶対的に求められる特性だからです。
また、優しいことは、対人サービス業などでは強く求められるもので、特に女性が多く担っている業種では、優しい人がたくさん頑張っていると思います。
が、何度も申しますが、真面目で優しい人というのは、企業側から強く求められますが、それは企業側が真面目で優しい人は使いやすいから強く求めるのであって
本人にとって、企業(組織)内で頑張ることが本当に向いているのか?というと、正直言って、向いていないのでは?と思うときがあります。
身も蓋もないことを言って申し訳ありませんが……事実ではないでしょうか。
むしろ、企業(組織)で働くのに向いている人は
- 適当に仕事をサボれる能力がある人
- 上司や部下に気を遣いすぎず、マイペースにできる人
- 自分の都合で取引先や下請け先をコントロールできる人
- 罪悪感なく、周りの人に仕事を押し付けることができる人
などなどです。
……これは文字にするとすごい嫌な奴、と思われてしまいますが、れっきとした処世術だと思います。
本来、こういう特性を持っている人でないと、会社員などという窮屈な仕事を長年続けることなどできないのです。
真面目で優しい人が、本来は向いていない会社員生活を、それこそ真面目にやりすぎることによって、うつ病・適応障害などのメンタル疾患にかかるのではないでしょうか。
真面目で優しい人が、今の会社に向いていない、だから転職しようとして色々情報を検索してみると、「真面目で優しい人には〇〇の仕事をお勧めします!転職エージェントに登録しましょう」という記事ばかり見つかりますね。
これは転職エージェントに登録させることでキャッシュバックを得られるアフィリエイト記事なのですが、この情報を信じて「私に向いている仕事は〇〇業だ」と転職エージェントに登録し、実際転職をしたとしても
また、今と同じように「今回の会社も向いてない…」となるのではないでしょうか。
そしてまた、真面目で優しい人に向いている仕事は何なんだろう?と、真面目に考えてしまうのですね。
言い方は悪いですが……真面目で優しい人というのは、「社畜」になりやすい特性です。
賃金が安くても上司がクズでも、部下がバカでも取引先がゴミでも、真面目で優しい人は、頑張って乗り越えてくれるわけですからね。
真面目で優しい特性を誰にどう使うのかを意識すること
もしあなたが真面目で優しい人である自覚があったり、周りの人に言われることが多い場合。
そして、現在会社などの組織内で働いているのなら、つぶれてしまう前に、「真面目で優しい特性」をどう使うのか?を意識することをお勧めします。
その意識の仕方ですが、誰に対して真面目になるのか?誰に対して優しくするのか?これを一度、整理してみてください。
決して無意識に会社内で、あなたの真面目さと優しさを、無駄遣いしてはいけませんよ……
できるだけ、真面目さを使うのなら、あなたの為になる分野に真面目になりましょう!
- あなたの収入に直結する部分に、真面目に対応する
- 評価に関わるから、真面目に対応する
このように、真面目になる分野を「自分のためになるかどうか」で仕分けをして、その分野にだけ真面目になるようにコントロールするといいと思います。
(真面目なタイプの方は、そういうことが要領良く出来ない人が多いですが、そこは頑張って!慣れるとできるようになります)
さらに、優しさを誰に注ぐのか、についても、きちんと仕分けをした方がいいです。
誰に対しても優しくするのはやめましょう。
人への優しさは、逆に言えば自分に対する虐待ですからね。優しさは限られたエネルギーですから、与える人と、与える場面を分けましょう。
分け方としては、「この人には優しくしてあげよう、なぜなら〇〇」のように、「なぜこの人に優しくするのか?」を自分で説明できる場合に限って優しくするといいのではないでしょうか。
無意識に、誰に対しても、どんな時も、優しくしてしまうのはやめて、優しくする場合の条件をしぼるというイメージです。
真面目さと優しさを、副業に分散するべき
真面目で優しい人が、向いてる仕事を組織内に見つけることは、前述のとおり、あまりお勧めしません。
でも現実的には、ほとんどの真面目で優しい人は会社員の仕事を選びますね。
それは、組織に入って組織内の人と調和して仕事をすることが正しいことだと真面目に考えているからだと思います。
でも、前述のとおり、上手くやれないと社畜になってしまって、疲弊し、メンタルが壊れたり途中で離職して無職化する危険があります。
そのため真面目で優しい人にお勧めするのは
- 会社(組織)内での仕事は、ほどほどの真面目さで行う
- 会社(組織)外の副業を、ほどほどの真面目さで行う
です。
会社で全力を出し切らずに、あなたの真面目さと優しさを、副業に分散するということです。
このサイトでお勧めしている悩み相談業の副業は、真面目な人で、かつ優しい気持ちを持っている人にはとても向いている仕事だと思います。
真面目でないと、集客用のウェブサイトを運営することはできないし、優しい人でないと人の悩みに寄り添うことができませんからね。
始め方などはこのサイトに紹介していますから興味があれば参考にしてみてください。
繰り返しますが……あなたの真面目で優しい特性を、会社に吸い取られないようにしましょう。
真面目で優しい特性を、あなた自身の収入のために使ってください。
あなたの優しい気持ちは、悩みで苦しんでいる人のために使ってあげてください。
いじわるな上司や取引先などに搾取されてしまうのではなく、本当に優しさを必要としている人に与えるようにして欲しいと思います。