転職を繰り返す人の特徴と、繰り返さないための対策

世の中には、何度も転職を繰り返している人がいます。どうしても一つのところに腰を据えることができず、続けることができません。

転職を繰り返す人にはどのような傾向があるのでしょうか。そして、「そろそろ定着したい」と考えているとしたら、どのように考えることができるのでしょうか。

今回は転職を繰り返す人の特徴と、繰り返さないための考え方について解説します。

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転職を繰り返す人の特徴

多くの転職者の面接をしていると、何度も職を変えている人に遭遇します。これらの人たちを観察すると、「転職を繰り返しやすい人がら・性格」の人の特徴が見えてきます。

転職を繰り返しやすい人の特徴は、以下のような人たちです。

プライドが高い人

自分では気づかない「プライド」を持っているために、上司や先輩など業務でお世話になる人に素直になれない人がいます。

そのため、どの職場でも上司や先輩との関係がこじれてしまい、会社に居辛くなります。そして、最終的には、辞める羽目になってしまいます。

単にプライドが高いだけで、悪い人ではないのですが、相手の指導を素直に受け止められないために自分の能力を活かすことができないのです。

「指図されずに自分の思うとおりにやりたい」といった「自分」が前に出てしまうので、組織内では浮いてしまうことがあります。

認められることへの強い渇望がある人

自分が優秀だと思っている人に多いのですが、周り人に認められないことに対してとても強いストレスを感じます。

「上司は自分を認めていない」「前職の会社は自分の力を活かさない」「前職では学ぶものはもうなくなったから転職を決意した」という発言をする人の多くはこのタイプです。

また、「スキルアップのため」「自分に合った仕事を見つけたい」といった意識を持っているため、一見、向上心が旺盛で好感が持てます。

しかし、そのような「上昇志向」が本人の力量に合っていないため、満足のいく職場が見つからないのです。そして何度も「自分に合った職」を求めて転職を繰り返すことになります。

「人生、どうにかなる」と考える楽天家

独身で若く、比較的裕福な親と同居している人に多いのですが、「人生、どうにかなる」と考えている人です。

自分の収入で養わなければならない人がいないため、好きな仕事が見つかるまで転職を繰り返します。

仕事に対する姿勢にも、「危機感がない」「誰かが助けてくれる」「受け身」といった特徴も見られます。

自分で物事を解決する姿勢が乏しいため、どの会社にいても重要な仕事を与えられることがありません。そのためか、仕事にやりがいを感じられず、「もっと楽しい仕事が他にあるはず」といった感覚で次の仕事へ移ろうとします。

ライフセーバーを持っているので、多少の失敗は恐れていません。

人生の不安が少ないので、「夢」「希望」を優先します。ある意味幸せな人生を歩むことができる人だと思います。

飽き性な人

仕事に限らず、一つのことをやり遂げることができないという「飽き性」な人も、転職を繰り返しやすいです。

このタイプの人は、取り組み初めてしばらくすると飽きてしまい、とにかく別のことをやりたくなってしまいます。

日常でもじっとしていることが苦手で、常に新しいことを考えています。良くいえば好奇心旺盛で活動的です。

しかし、悪くいえば落ち着きのない多動衝動型となります。

このタイプの人は面接をしているとすぐにわかります。なぜなら、脈絡のない、軸のブレた転職を繰り返しているからです。

とにかく「飽きた」という理由で転職を繰り返すため、今と同じ仕事に就くのではなく、全く畑違いの職種に平気で応募します。

若い頃はそれでも何とか転職成功してきた様子で、いくつかの経験があるのですが、さすがに30代に入ると多数の会社に応募しても採用されません

このような人は、転職活動をする際も、応募する会社に一貫性がありません。そのため、志望動機が短絡的です。

さらに、前職を辞めた理由を聞くと、首をかしげるような回答が返ってきます。

一つの場所での人間関係を築くのが怖い人

真面目な女性に多い印象ですが、一つの場所で、濃い人間関係を築くことに強いストレスを感じる人がいます。

非常に敏感であるため、周りの人の考えがわかってしまい、気疲れしてしまうのです。そして、だんだん地位も上がってきたり、期待されたりすると怖くなります。

そのため、濃い人間関係から逃れたくなり、「このような辛い環境にいるくらいなら、いっそ辞めてしまおう」と転職を繰り返すのです。

根底に「濃い人間関係を築くことができない」という性格的な弱点があるタイプといえます。

打たれ弱い人(うつ病を持つ人)

また、極度に心が弱く、打たれ弱い人も転職を繰り返す傾向があります。

そのような人は、「社会生活」そのものが負担になっています。たとえば通勤時間が30分を超えると体調不良になったり、上司から些細な指摘を受けただけでトラウマになったりします。

学生時代に不登校であった人も多く見られます。

また、「うつ病」などの精神疾患をもつ人もいます。

どうしたら転職を繰り返さなくて済む?

もしあなたが、転職を繰り返していて、「次こそは定着したい」と考えているとしたら、どのように考えたら良いのでしょうか。

それは、まず「転職クセ」の存在に気づくことです。

転職のクセに気づく

実は転職と言うのはクセになっていることがあります。

特に上に述べたような性格の人は、「転職することで問題を解決する」という思考回路が出来上がってしまっているのです。

そのため、まずは、「自分は、問題解決の方法としていつも転職を選んでいる」ということに気づくことからはじめましょう。

本当は、問題解決の方法が転職以外のところにあるはずです。

その解決方法を見つけていないからこそ、転職を繰り返しているのです。

あなたの満足を「仕事」以外に見つける

転職を繰り返す人に、「変なプライドがあり、職場で素直に仕事ができない」という人がいます。

こういったタイプの人は、仕事にプライドを満たそうと思うと、必ずどこかで不満がたまってしまいます。

若い人やスキルが乏しい人が、仕事の場面でプライドを満足させられることは期待できないのです。

そのため、まずは仕事でプライドを満足させようとは思わないことです。

仕事以外の場面でプライドを満足させる道を探してください。

趣味や家庭生活上のことでも良いでしょう。「自分」が活き、誰かに尊敬され、頼られる場所を、仕事以外に見つけるようにしてみてください。

そして、仕事ではプライドを捨てて無心に取り組むことです。そうしているうちに、仕事ができるようになってくると、自然に周りからも尊敬され、あなたが求めていた「誇り」を得ることができるようになります。

また、飽き性な人や、「夢や希望」を追い求めている楽天家の人も同じです。

仕事で「斬新な経験」を求めないようにすることです。あなたのその旺盛な好奇心やエネルギーを、仕事以外のところで発散させるようにしましょう

海外旅行に行ったり、身体を使う趣味を見つけたりなど、仕事以外にも活動的で楽しいことはたくさんあります。

仕事以外にも「夢」や「希望」を作って、プライベートの時間は思い切りその夢や希望を追い求めてください。

仕事はあくまで「楽しみのために使うお金を稼ぐ手段」と割り切った方がちょうど良いのです。

誰かを支えるために働く

仕事への「やりがい」「こだわり」が強すぎると、「こんなはずではなかった」「もっとやりがいを持てる仕事をしたい」と強く思ってしまいます。

しかし、どの会社にもやりがいの持てない業務があります。転職をして違う会社に移ったとしても、やりがいのない業務をしなければならないのです。

そのため、一旦「やりがい」や「こだわり」を追い求めることを脇に置いてみて、誰かのために割り切って働いてみるという覚悟をしてみましょう。

家庭がある人なら、もちろん家族を養うために働く覚悟をすることです。

あるいは心配させている両親や恋人がいるのなら、その人たちを安心させるために、職を変えずに定着してみようと努力してください。

ほとんどのサラリーマンは、自分のやりがいではなく、「家族を養うため」といった理由で働いています。

最初は犠牲的な働き方に感じるかもしれません。しかし、長く働いているうちに、その会社でできることが増えていき、次第い「やりがい」が生まれて、あなたの「こだわり」が活きてくるようになります。

病気の存在があるなら治療する

また、転職を繰り返す人の中には、高い確率で「うつ病」などの精神疾患をもつ人がいるように感じます。

極度にストレス耐性が乏しかったり、プレッシャーを感じると心身不調に陥ったりして、仕事を続けることができない人は、一度病気が潜んでいないか調べてみてください。

例えば、うつ病を持つ人は下記のように仕事を続けられない症状が現れることがあります。

・全身倦怠感で仕事ができない、ミスが多い

・人間関係に気を使いすぎる

・夜眠れないため、翌朝起きられず、遅刻がち。仕事にも身が入らない

・原因不明の腰痛、頭痛で仕事をすることができない(うつ病が身体症状として現れる「仮面うつ病」の可能性)

あなたが、本来飽き性でもなく人間関係も良好なのに、どうしても心身の疲れやだるさが原因で仕事を続けることができないのであれば、心と身体の不調を疑ってください

もし病気が潜んでいるのであれば、きちんと治療することで、働き続けることができるようになります。

転職を繰り返すのも無理はない労働条件

転職を繰り返す人には、上記のような特徴があります。しかし、中には、「転職したいと思うのも無理はない」という条件で働いている人がいます。

本人の性格上の問題ではなく、労働環境の問題で転職を繰り返さざるを得ない人が、最近多いように感じます。

たとえば以下のような労働環境であれば、「転職をして新たな可能性に賭けたい」と思うのも当然だと思います。

・ボーナス、退職金、残業代が支払われない

・労働基準法を知らない経営者による酷使(賃金水準が低い、労働時間が長い)

・終身雇用の保証がない

・40代50代でもリストラされる社員がいる

・常に生き残りのために「首を切られない為の努力」をさせられる環境

現状の中小企業を見てみると、上記のような労働環境であるケースも大変多いです。

このような過酷な労働環境で働く人の身になると、今のままで長年働くことに不安を感じることでしょう。

本人の事情を考えずに、「一つの会社に終身勤めるのが良い」「石の上にも三年」という考え方をするには無理があるように思います。

むしろ、少しでも今の労働環境を良くするための努力として、転職に賭ける「勇気」にも着目したいところです。

今は、「待遇が保証されている会社」に転職できる可能性は低いかもしれません。それだからこそ、少しでも収入や待遇が良いところへ移り、少しでも貯金を殖やすのも、考え方の一つではないでしょうか。

転職をしないほうが良い労働環境・待遇

転職をせざるを得ない労働環境がある一方、転職をしないほうが良い労働環境や待遇の会社もあります。

もしあなたが下記のような待遇を得られている会社にいるのであれば、安易に転職をするのは良くありません。

前に述べたとおり、現在の多くの会社は「待遇が保証されている会社」はとても少ないからです。

・給料額に問題はない、ボーナスも出る

・退職金が支給される(退職金規定がある、実際に退職者が退職金をもらっている実績がある)

・本人が望む限り終身雇用が約束されている

・福利厚生面が充実していて、社員が安心して働ける

このような会社に所属しているのであれば、今の会社で定着できるように、努力してみてください。

転職繰り返す人でも採用する会社もある

また、転職回数が多い人がいるということは、「転職を繰り返す人を採用する会社も結構ある」ということです。

会社は、意外にも転職回数が多い人を「取ってはいけない」とは思っていません。

例えば、転職したことがない勤続年数8年の応募者と、転職を繰り返していて、今回4回目の転職を検討しているという応募者が同時に面接に訪れたとします。

一見、採用側からすると、前者の応募者の方が有利だと思うかもしれません。

しかし、転職を繰り返している後者の応募者の方が、「新しい環境へ適応できる力があるのではないか」「色んな職を経験しているため、幅広い視野を持つ人ではないか」と期待する会社もあります

世間一般では「勤続年数が高い人の方が信頼される」といったことが常識です。

しかし、どのような人材が会社にとってプラスになるかというのは、採用側の会社にしかわからないのです。

会社のニーズに合う人材であれば、むしろ転職回数が多い人の方が有利になることもあるのです。

転職を繰り返している人だからという理由だけで、採用側の会社が「この人は採用することはできない」とは判断しないということです。

堂々と転職を繰り返し適職を探すのも選択肢の一つ

転職回数について人は色々なことをいいます。

職を変える回数が多ければ多いほど、信頼されないとか、転職を繰り返すたびに、労働条件の悪いブラック企業などに入社する確率が高まる、などです。

しかし、こういった意見は結局は「他人の考え」にすぎません。

自分はどのような職に就きたいのか。何をしたいのか。

周りから見て立派な会社であるか否か、人と比較して給料が高いかどうかなどは、あなたの人生には本来全く関係のないことです。

転職を繰り返す理由が「辛い」「逃げたい」など後ろ向きではなく、「スキルアップ」「能力を試してみたい」など上昇志向を持ったものなら、それはあなたのキャリア探しの道の一つです。誰にも何も文句を言われる筋合いはありません。

転職することに「勝ち」も「負け」もありません。あなたが自分が満足する場所にたどり着くことができれば、何度転職を繰り返していようが「成功」といえるはずです。

いろんな体験をして、新しいスキルを身につけようと、「転職を繰り返す生き方」を楽しんでいる人もいます。

その人が本心で「この生き方がいい!」と思うのなら、それは素晴らしいキャリアです。


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