経理職に転職したい人が陥る資格取得スパイラルに注意

経理職には簿記2級の資格が必要、あるいは税理士資格が必要など、様々な情報が流れています。

しかし、経理職は実務経験が重視されます。資格欄にたくさんの経理資格を並べて書いている人がいますが、実はそれほど売りにならないのです。

今回は経理職へ転職したい人が資格とどう付き合うかについて解説します。

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資格にこだわりすぎない

「経理職へ応募するには、資格が有効」といわれています。資格予備校のような学校は、「経理事務職へ就職するには資格がないと話にならない」といった情報を流しています。確かに何もないよりは、経理職への適性をアピールできるものです。

しかし、資格にこだわってしまうと、「資格取得のスパイラル」に陥ってしまい、結局転職活動が遅くなってしまうことがあります。

例えば日商簿記3級を持っている人が、「2級はないと話にならない」という情報を誰かから聞いたために、不安になって簿記2級を取る勉強をした。しかし2級を取ったら、また「1級くらいないと、正社員は無理」などと聞いて1級を取ろうと勉強を始める。そして1級を取ったら、「もう税理士の科目くらい持っててもいい年代ではないか?」と言われて、また税理士の資格を取りに行く……。

このように、転職に有利な資格がないと落とされる、採用されないのは資格がないからと思い込み、資格取得の勉強スパイラルに陥る人がいます。

しかし、自分の能力や経験不足を補おうと資格取得を繰り返していても、満足のいく転職はできません。

資格より実務経験

経理職で中途採用を考えている会社は、20代半ばくらいの応募者であれば、資格を持っている人を積極的に採用するよう検討します。

20代半ばまでの若い人であれば、資格を持っているに限らず、これからの成長が見込めます。

そういった可能性を買うという意味で、採用されることがあるということです。確かに、これらの若い人が経理の資格を持っていれば、「適性がある」「学ぶ意欲がある」と判断される材料になります。

しかし、20代後半以降になると、やはり資格だけを持っていても「売り」にはなりません。それよりも前職での実務経験がある人が優先的に採用されます。

そのため、あなたがもし経理職への転職を希望しているのであれば、難関資格の取得に挑戦し続けるよりも、いち早く会社での実務経験を積んだ方が、評価につながります

異動できるなら現職で経理職へ

転職を決意しながらも、まだ会社を辞めていない場合は、今の会社で経理の実務ができる部署へ異動できないか検討してもらいましょう。

簡単なものでも、「前職で経理に携わっていた」という実務経験は、資格を持っているだけよりもずっと強みになります。

また、実際に経理職に転職できた人を見てみると、「人柄や誠実さ」を上手にアピールできたパターンや、人脈を利用して入社したケース、あるいは一般事務職を経由して経理職に配属されるというパターンがあります。

人柄、誠実さをアピールする

一般事務と違って、経理の仕事は会社の「お金」を預けることになります。

会社の財務状況や資産や従業員の給与支払い額なども隠さずに全部見せ、通帳も預かる役割です。そのため、会社側は経理職を担当する人には、能力や資格よりも「人物」が大事だと思っています。

要するに、信頼できそうな人なのかどうかを重視しているということです。

そのため、人柄や誠実さを買われて採用されることがあります。

前職において、何か重要な仕事を任されてきたといった「信頼されてきた実績」があれば、十分に売りになるアピール材料です。

経理職の中途採用は「コネ」が多い

さらに、これはできる人とできない人がいますが、経理職は「コネ」で中途採用される人が多い職種です。そのため、人脈が豊富な人はコネを使うことも有効です。

前職や現職での人脈に会社幹部の人がいれば、「経理職として入社したい」といったことを相談すると、紹介してくれることがあります。

会社の経営者層は、経営者同士で「良い人材はいないか」といったことを話し合っています。

特に経理など、会社の財布を預ける職種は、信頼できる人を誰かに紹介してもらって採用するという会社も多く見られます。「どこの馬の骨かわからない人に、財布を預けられない」のは当然のことです。

そのため、もしあなたに、どこかの会社経営者とのつながりがありそうな人がいるのであれば、ぜひ相談してみてください。使えそうな人脈はとことん使うのが転職の鉄則です。

最初は総務などと兼任の「一般事務」から入る

経理職単体の事務は少なくても、「総務、経理、一般事務」としての募集は多くあります。まずは経理単体での応募ではなく、総務なども兼任するタイプの一般事務への転職を目指すのも一つの方法です。

年中経理の仕事だけを行うような、「経理専門社員」で採用できる会社は、実は多くはありません。

中小企業などでは、総務・経理・営業事務その他をまとめて「一般事務」として採用していることが多いのです。

そのため、まずは総務などと兼任の一般事務を狙って入社し、その後に経理の資格を取得するなどをして経理職としてのキャリアを積んでいくというのも良いでしょう。

前述のように、経理職は会社のお金を管理・運営する役割であるため、「どこの馬の骨」と思われる人材に任されることはありません。

そのため、まずは一般事務員として入社し会社側の信頼を得ることで、経理業務を任せてもらえることもあります。

経理職への転職希望者は多いため、転職市場で勝ち残るには「難関資格を取ること」に意識が向きがちです。しかし、実際には資格よりも実務経験や、「信頼できる人柄」が特に重要視される職種です。

そのため、資格取得にこだわりすぎず実務を積める環境を探したり、人柄を信頼してもらえる方法を考えたりする方が、経理職に就ける可能性が高いといえます。


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