転職での一般常識・作文・実技模擬試験など面接以外の試験内容

転職では、面接だけではなく「採用試験」としてさまざまな試験を行う会社があります。

面接以外に行われるもので一番多いのが、一般常識を確認するための試験です。さらに、小論文(作文)や、その会社が求める技能を実際に模擬的にはかる「実技模擬試験」を行う会社もあります。

突然出題されてもあわてないように、転職を意識しはじめたら少しずつ準備しておきましょう。今回は、転職において面接以外に出題される可能性がある試験と、その対策について解説します。

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一般常識試験

転職では面接以外で実施される検査で一番多いものです。

漢字の読み書きや簡単な計算、時事問題などを問う問題で、社会人として生活していれば通常は身に付いているものが大半です。

具体的によく出題されるテーマは下記のようなものです。

漢字の読み・書き/計算問題/歴史用語/時事問題/流行語/政治経済/法律用語/社会現象/科学知識/スポーツ/芸能/ビジネスマナー/商慣習/英単語・英作文/

これらは、一般常識の知識を広く浅く測るものです。

内容は新聞を読んでいれば答えられますが、中学校で学んだ教科の内容も出ることがあります。難易度は高くないものの、とにかく問題数が多いので、時間内に効率よく答えていく必要があります。

一般常識試験の対策

1)問題集を解いて試験慣れする

新卒用のものでも転職者用のものでもかまわないので、就職試験の一般常識問題集を一冊買って、試験慣れするのが早道です。

じっくり考えれば答えられるような問題であっても、慣れていないと思うように答えられません。

学習のポイントとしては、問題集は1冊だけ用意し、時間を測りながら繰り返し解くことです。

わからない問題はすぐに解答を確認してしまってかまいません。問題に答えを書き込んで、読んでいくだけでもかなり効果のある学習になります。

内容は中学の学科レベルと、言われれば思い出すような「一般的な知識」であるため、難しく考える必要はありません。

2)新聞を読む

転職を意識したら、新聞は必ずしっかり読むようにしましょう。

特定の面だけではなく、社会欄からビジネス、生活、スポーツなど、まんべんなく読みましょう。余裕があれば2社の新聞を読むと良いです。

小論文(作文)

小論文(作文)試験は、原稿用紙1枚~2枚(400字~800字)以内で、あるテーマに沿って文章を書かせるというものです。

基本的な文章構築力、論理性、表現力、考え方、人柄などを判断しています。

誤字脱字などから、応募者が緻密なタイプかそうでないかを見ている会社もあります。また、構成や論旨から、応募者の日頃の考え方や思考の深さを分析されています

よく出題されるテーマとしては「私の今まで」「入社後にやりたい仕事」「私のこれからの夢」など、応募者の人生や職業観を問うものです。

あるいは「〇〇業界の課題」「〇〇業界で生き延びていくためのアイディア」など、その会社の業界における知識や展望を問うものもあります。

面接当日に、面接の前後にいきなり実施する会社もあります。応募書類の一つとして、事前に書いて送らせるという会社もあります。

小論文(作文)の対策

一般常識の筆記試験に比べると、出題してくる会社は多くはありませんが、制作、マーケティング、企画系のような職種には、創造性や文章力が必要になるため、出題する会社が多いようです。

当然、出版社など文章力が売り物であるような会社は実施されると思って間違いないでしょう。

そのためこれらの業種・職種を希望する人は、「小論文・作文対策」の書籍を一冊購入し、トレーニングしておきましょう。

また、これらの業界以外を志望する人であっても、転職を意識しはじめたら、一度「私の人生」「私の夢」「私と仕事」「転職を決意した理由」などのテーマで、作文原稿用紙2枚程度におさまるように書いてみることをお勧めします。

これは自己PRにも使えますし、自分の今までの生き方や職業観をまとめるのにも役に立ちます。考えていることを文章にまとめるのは意外と難しいものです。

書き慣れていないと、書けると思っていた漢字が出てこなかったり、何を主張したいのかわからない文章に仕上がったりします。

さらに、面接当日に実施する会社の場合は、制限時間内に書くことを要求されます。

多くは800字を30分~45分以内に仕上げるようにと言われます。そのため、800字を30分以内に書き上げられるように訓練しておきましょう。

実技模擬試験

実技模擬試験とは、会社が強く求める実技能力があるか、どの程度の技能を持っているかを、実際に試験会場で行わせて測る試験のことです。

出題する会社数は多くはありませんが、即戦力を求めているところは実技模擬試験に力を入れているようです。

とはいっても、出題内容は基本的なことが多いため、ある程度その技能の経験がある人ならそれほどハードルは高くありません。

実技模擬試験にはたくさんの種類がありますが、代表的なものは以下のとおりです。

電話対応模擬試験

業種を問わず、事務職や営業職にて実施されることが多いようです。

対外的な電話応対技能を面接会場などで模擬的に実施します。

簡単な内容では、要件のメモ・復唱、お客様からのご相談を聞き取り社内スタッフに取り次ぐ、といったものが出題されます。

また、クレーム対応や複雑な要件を聞き取り、要点にまとめて復唱するなどの問題が出されることもあります。

基本的な敬語が使え、冷静に対応ができ、気遣いができるか、機転がきくか、などを判断されます

電話対応模擬試験の対策

電話対応に慣れている人であれば、特段難しい試験とは感じないはずです。

普段どおり、冷静に誠実に対応すれば大きく減点されることはありません。未経験の人であっても、日本語での電話対応は日常的に行っていることです。

ビジネスマナーを復習し、敬語がスムーズに出てくるようにトレーニングをしておけば大丈夫です。

顧客対応模擬試験

接客業、小売販売業、サービス業、秘書業務、受付業務などの募集で実施されることが多いものです。

実際に対面での顧客対応を模擬的に実施し、対人スキルを測るものです。

面接会場で行われることもありますが、実際の店舗などで行うこともあります。具体的な対人スキルといっても会社によって出題内容はさまざまです。

ある営業職では、応接室での名刺のやり取りをし、顧客役のスタッフとの雑談(ゴルフや野球、食事などの誘いへの受け答え)さらに次回の約束をして退室する、といった一連の営業訪問実技を行っています。

こういったことから、営業パーソンとしての適性を、「人柄」「対人力」という側面から見ているのです。

またある小売販売業の会社では、接客カウンターにて顧客役のスタッフからの細かい要求やクレームに対応させるという実技を行っています。

これらで、応募者の対人スキルだけでなく、該当職種への適性があるか、仕事内容への理解があるかも同時に見ています。

顧客対応模擬試験の対策

こういった対人スキルを測る実技試験で評価していることは、技能があるかどうかよりも、「人柄が良いか」さらに「ホスピタリティ(気遣い、おもてなしの心)はあるか」といった要素です。

出題内容が高度なものであっても、スムーズに対応して相手を満足させるほどの結果を出さなくてもかまいません。

マイナス評価をされるようなことがなければ、不合格にはなりません。マイナス評価になるのは「ムっとした表情をする」「無表情」「会話が続かない」「謙虚でない」などが挙げられます。

多少緊張してスムーズでなくても、感じ良く振舞おうとし、気遣いをし、笑顔を心がけ、失礼があれば素直に謝るといった態度で行えば、マイナス評価はされません。

対策らしき対策がしにくい試験ですが、日頃から感情のコントロールに気を付ける、笑顔、話し方を穏やかに、サービス精神を持つ、などを心がけましょう。

英語実技試験

英語のスキルを強く求める会社で行われます。

TOEIC何点以上などの指標だけではなく、本当に使える英語力があるかを判断したい会社が実施します。

レベルは会社によってさまざまで、試験内容は筆記試験と口頭試験があります。

筆記試験は、実際にその会社で行われている業務から出題されることが多いようです。

メール文章を読み返信文を作成するとか、英語での文書を時間内に読んで日本語にまとめるというものです。口頭での試験とは、多くは英語での面接になります。

英語実技試験の対策

常日頃から英語力の勉強を怠らないことです。

資格の取得よりも、むしろ日常の会話や時事ニュースに出てくる単語に触れておくといったトレーニングが役立ちます。

また応募しようとしている会社の海外での活動を把握しておきましょう。専門用語を英語でスムーズに表現できるようにしておくのも良いでしょう。

その業界に関する英語のホームページを読む、英語のニュースを聞くなども効果があります。

英語に関係する業務に就きたいのであれば、転職を意識したら「英語面接」の対策をしましょう。ビジネス英語のスクールでは常時英語面接対策コースが開かれています。面接でのやり取り、自己PR、志望動機の伝え方、英文での履歴書・職務経歴書の書き方などを一通り学ぶことができます。

文書作成試験

事務系の職種で行われる模擬試験です。面接会場にパソコンが用意されていて、一定の課題を与えられ時間内に文書を作成するというものです。

使用ソフトはオフィスで使われているソフト(マイクロソフトオフィスのワードなど)です。与えられる課題としては、社内のメモレベルの情報を基に、社外に出せるレベルの公文書に仕立てあげるようなものです。

見積書や請求書などの簡単なものから、プレスリリース、広報、取引先へのあいさつ文、督促状、お詫び状などがあります。

また、誤字脱字があえて入っている文書を渡され、正しく見やすい書類に校正するという課題もあります。

文書作成試験の対策

パソコンの入力がある程度早くできないといけません。

こういった事務のスペシャリストを求めるような会社で働きたいのであれば、タッチタイプ(ブラインドタッチという人もいる)をマスターしましょう。

タッチタイプとはキーボードを見ずにタイプすることです。

さらに早さもさることながら、正確に見やすく文書を作成するトレーニングが効果的です。

業務用の資料などに普段から慣れておき、その体裁や表現方法を学んでおきましょう。

文書は書体やフォント、レイアウトも重要な要素です。ソフトでどのように操作したらよいか復習しておきましょう。

誤字脱字、敬語のミス、言い回しの違和感などを見つけさせる課題もあるため、日頃から公文書をよく読み、新聞などで正しい文章に慣れておくことも必要です。

会社によって何が出題されるかわからない

転職の採用試験は、会社が求める能力があるかどうかを測る試験であるため、会社が自由に出題できます。そのため何が出題されるかわかりません

同じ業界であっても、ある会社は面接以外何も実施していないのに、別の会社は一般常識から適性検査、作文に実技試験などすべてを実施するという場合もあります。

求人情報の採用試験欄に「筆記試験」「作文」「実技模擬試験」などの表記がされていることもありますが、何の表記もなかったのに当日いきなり出題されたということもあります。

また、求人票に「筆記試験を実施します」「実技模擬試験を行います」と書かれている場合に、事前にどのような試験が出されるかを確認しようとする応募者もいますが、これにはたいていの会社が答えてはくれません

事前に試験情報をばらしたら、対策をされてしまうからです。会社側は、対策をしていない「素の状態」の応募者を、筆記試験や実技試験で測りたいのです。

そのため、受ける会社ごとの具体的な対策はできないと思っていた方が良いでしょう。

合否への影響

一般常識や小論文(作文)などは、採否に大きく影響はないと思われます。多くの会社は面接の補足として実施したり、人柄の把握のために行ったりしています。

一方実技模擬試験は、その出来不出来によって採否に大きな影響があると思われます。

その実技能力を強く求めるために会社がわざわざ行う試験ですから、求める基準に達していなければ不採用もありえます。

とはいえ採用したい職種において最低限持っていて欲しい基本レベルの出題です。

さらに、パーフェクトを求めているわけではなく、マイナスポイントが多くなければ合格とする会社も多いです。経験者であれば、急に出題されても、今までの自分に自信を持って冷静に対応しましょう。

以上のように転職では面接以外にも一般常識試験や小論文(作文)、実技模擬試験が課される可能性があります。

転職を意識しはじめたら、少しずつコツコツと準備をしておきましょう。


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